私の妻はパートとして10年働き、いろんなパートを経験してきました。
パートとして働くと、学生のアルバイト時代とは違った視点で仕事をするため、「働きやすい」「楽だな」と感じる点もまた違ってきます。
たとえば、学生の頃は居酒屋のバイトをして働きやすいと感じていましたが、主婦になった今は居酒屋では働けません。若い人が多くて職場に馴染めませんし、何より子育てもあるので時間帯が合いません。
では、どんなパートが楽で働きやすかったのか?この記事でおすすめを5つご紹介します。
逆に「このパートは楽じゃなかった」と感じたパートもご紹介するので、パート選びで迷っている主婦の方はぜひご参考にしてください。
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現役主婦がおすすめ!楽なパート5選
パート歴10年の主婦が選んだおすすめのパートはこの5つ。
それぞれおすすめの理由や仕事内容をご紹介します。
事務のパート
事務ってどんなパート?
事務のパートは、データ入力・書類作成・来客の応対など、さまざまな業務を任されます。
他のパートと比べると、仕事内容は少し難しいかもしれません。オフィスの場所によっては通勤時間がかなり掛かるかもしれません。
でも、事務として働いているうちに仕事復帰への自信がつきます。私の妻は出産を機に仕事を辞めましたが、事務のパートを通して「会社で働くってこんな感じだった」と感覚が戻ってきたようです。
「楽」という視点からはズレるかもしれませんが、将来的な目で見ておすすめできるパートです。
事務のココが楽だった!
- 座って働ける
- 設備が充実している
- 時給が高い
- 残業が少なめ
- 土日休みが多い
オフィスワークは基本的に座って仕事ができるので楽です。子育てで疲れている主婦にはありがたいですよね。力仕事もありません。オフィス内は空調がきいていて、ウォーターサーバーも完備。設備は充実しています。出勤は大変でしたが、それだけの価値はあるでしょう。
ただ、小さい企業の事務として働いてしまうと、設備が悪かったり時間の融通が利きにくい傾向にあるので注意。
コンビニのパート
コンビニってどんなパート?
コンビニのパートは、お店の運営全体のお手伝いをします。主な仕事内容はレジでの接客ですが、そのほかに品出しや入荷した商品の検品作業、清掃や揚げ物の調理などもあります。
主婦に人気の勤務時間帯は8~14時の間。この時間帯は朝の商品入荷や、来店が少ないので店内清掃を中心に行っていたようです。お昼になるとお弁当を買いに来るサラリーマンで少し忙しかったそうです。
コンビニのココが楽だった!
- 短時間から働ける
- 勤務時間帯を選べる
- 自宅の近くから探しやすい
コンビニは「朝の2時間だけ」「家事が片付いたお昼過ぎから」といった短時間から働けるメリットがあります。
24時間営業なので好きな時間帯に働くことも可能。主婦に人気の時間帯は朝~昼でしたが、深夜の時間帯は育児をしながらでも、仕事から帰ってきた旦那と交代で働けたのでおすすめ。
コンビニはどこにでもあるので、自宅の近くから、あるいは子どもを預けている保育園の近くから探すことも可能。
デメリットとしては、コンビニはほとんど2人体制なので、急な休みがとりにくいところ。1人が休んでしまうともう1人の従業員に迷惑が掛かってしまう恐れがあります。
スーパーのパート
スーパーってどんなパート?
スーパーのパートにもいろいろあります。レジや品出し、総菜担当や精肉・鮮魚などがあります。精肉や鮮魚は時給が高いので稼ぎやすいですが、仕事内容がちょっと特殊なのでおすすめしません。品出しは重い商品を運んだり、倉庫が寒いので主婦にはおすすめしません。
比較的楽だったのはレジのパートです。お客様が持ってきた商品をスキャンするだけで、あとは自動精算に案内すれば良いので簡単でした。
スーパーのココが楽だった!
- 仕事内容が簡単
- 主婦仲間ができる
- 買い物して帰れる
- 社割で安く買い物できる
スーパーのレジは、レジ操作さえ覚えてしまえばあとは簡単。商品スキャンの繰り返しなので楽です。
私の妻はファミレスのバイトも経験しましたが、ファミレスだとレジ操作はもちろん、メニューや配膳の仕方を覚えるので大変だったようです。
あと、スーパーは主婦が多く集まる職場なので、主婦仲間が欲しい女性にもおすすめ。
社員割引があるスーパーで働けば、仕事終わりにお得に買い物ができます。レジで会計しながら「今日の献立は何が良いかな」と考えながら楽しく働けたそうです。
ヤクルトレディのパート
ヤクルトレディってどんなパート?
ヤクルトレディとは、ヤクルトを届ける女性(配達員)のこと。自分の担当するお客様のお宅に、ヤクルトを届けに行きます。出勤時間は朝8時ごろが一般的で、夕方ごろまで働きます。
パートをしている間は「ヤクルト保育園(企業内保育)」を利用できるため、子どもを保育園に預けられない保育所難民の主婦におすすめ。
ヤクルトレディのココが楽だった!
- 保育所を確実に利用できる
- 送り迎えが楽
- 子どもの急用にも対応可能
- ヤクルトが飲める
ヤクルトレディのパートをすると、ヤクルト保育園を利用できます。
普通の保育園と比べて保育料が安く(保育無償化で無料になる可能性あり)、ほぼ確実に自分の子どもを勤務先に預けられるのはありがたいですよね。勤務先に保育所が併設されているので送り迎えも楽ですし、体調不良でお迎えが必要になっても安心です。
ただ、ヤクルトレディは炎天下の日も雨の日も配達に行かなければならないのが大変でした。それ以外は働きやすく楽だったようです。
軽作業のパート
軽作業ってどんなパート?
軽作業のパートは、工場で商品の検品や仕分けを行います。自分の持ち場で、個々がそれぞれ自分の仕事に集中して取り組むので、黙々と作業したい主婦におすすめ。
基本的に単純作業の繰り返しで、難しい仕事は任されません。接客要素もないので気楽。
軽作業のココが楽だった!
- 業務が機械的で簡単
- 短期・単発でも働ける
- 時給が高い
- 人間関係で悩まない
軽作業のパートは工場によって仕事内容が異なりますが、どこも簡単です。私の妻がやった軽作業は漬物の工場で、野菜を洗って切るの繰り返しでした。
積極的にコミュニケーションをとろうとする人がいなかったため、それはそれで気楽だったようです。人間関係に悩まされたくない主婦におすすめです。
【失敗】このパートは楽じゃない!
私の妻がいくつかパートをした中で、「このパートは失敗だったなぁ」と思ったのが次の3つ。
なかなかきつかったようです。
保育士のパート
保育士のパートは、社員と同じレベルの仕事を任される割には時給が低く、休憩時間もろくにとらせてくれませんでした。サービス残業は多く、いい加減な保護者たちに困らされたりと、なにかとストレスの多いパートだったようです。
学校給食を作るパート
小学校の学校給食を作るパートは最悪でした。職場には3人のおばちゃんがいて、その3人からすごいイジメを受けました。仕事中に無視したり、お昼休憩のときは輪の中から外されたりと、毎日のように嫌がらせを受けていたようです。
職場の上司に相談しても改善されず、やむなく辞めました。学校給食のパートは、どこもこんな感じでおばちゃんからのイジメが多いようです。
医療事務のパート
「医療事務」とは、病院の受付のこと。時給は比較的高く、福利厚生も充実していますが、人間関係がよくありませんでした。気の強いの看護師が多く、お局(おつぼね)同士の派閥もあって日々緊張状態。新人への嫌がらせは日常茶飯事で、その病院の責任者である医師は見て見ぬふり。
もちろん病院にもよりますが、看護師は気の強い人が多いので、気の弱い主婦はすぐにメンタルがやられてしまいます。
楽に働くためのパート選びのポイント
私の妻が思う楽なパート選びのポイントは、
- 時間の融通が利く
- 拘束時間が短い
- 勤務地が自宅から近い
の3つ。育児や家事で忙しいなか、できるだけ楽に長く続けるにはこの条件が絶対だと言います。
時間の融通が利く
我が家には子どもが1人います。保育園に預けていますが、よく風邪を引くのでお迎えに行くことがあります。保育園に預けられないことも日常茶飯事です。
なので、時間の融通が効かないパート先を選んでしまうと、「急な発熱や風邪でパートに出られない」「土日は行事がある」などの急用で休みにくくなってしまいます。
なるべく、「短時間でも働ける」「急なお休みや早退にも対応してくれる」「土日は必ず休める」など、時間の融通が効くパートを選びましょう。
拘束時間が短い
たくさん働けばその分、収入も増えます。ところが、拘束時間が長ければ長いほど、自分の時間を持てなくなってしまいます。時間に余裕がない生活は、心にも余裕がなくなります。家事や育児に忙しい主婦であれば、なおさらのこと。
あまり無理をしてはいけません。はじめは勤務時間が短いパートを選んで、ゆとりある生活を送りましょう。
勤務地が自宅から近い
出勤時間ほど無駄な時間はありません。家からムダに遠いと、家事の時間が減り、負担が増えます。特に、小さいお子さんがいる家庭なら、何かあったときにすぐ家に帰れる距離が安心ですよね。
なるべく家から近く、仕事帰りにお買い物やお迎えができるパート先を選んで、時間を効率よく使いましょう。
まとめ
主婦であれば、「生活費を稼ぐため」「空いた時間を有効に使いたい」「自由に使えるお金が欲しい」などの理由でパートを探すと思います。
私の妻は生活費を稼ぐためでした。
しかしその一方で、「忙しくなるのはイヤ」「家事や子育てとの両立が不安」と葛藤に悩まされていました。
そんな妻でも働けたおすすめのパートが、
の5つ。このほかにも保育、学校給食、医療事務、ファミレスなどなど、いろんなパートも経験しましたが、きつくてすぐに辞めました。
で、今も続いているのが「事務のパート」です。今はパートから社員に昇格して働いてます。
パート探しはいろんな不安があると思います。小さいお子さんがいる家庭だと、少し成長したときのことも考えて仕事を探さなければなりません。でも、先のことを考えすぎると何もできなくなってしまいます。まずは行動に移して、先のことはパートをしながら考えましょう。
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