アルバイトは高校生になってからやるのが一般的ですよね。
ですが、家庭の事情で生活が苦しかったり、自分で使えるお小遣いが欲しい!となると、高校生になる前に働きたいと思うことでしょう。
では、中学生でも土日や夏休みなどを利用して働いても良いのでしょうか?解説します。
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高校によっては、校則で「アルバイト禁止」としていることがあります。では、アルバイト禁止としている学校でバイトはできるのか?バイト面接のときに学校側に連絡が行き、その時点でバレることはあるのか?解説します。
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中学生以下は原則アルバイト禁止
中学生以下の子どもは、原則として働くことができません。
小学生や中学生は、健やかに成長することが何よりも大切。そのためには、「心や体に余計な負担が掛からないように、労働させてはならない」と法律で決まっています。
以下は、厚生労働省の雇用契約についての説明です。
小学生・中学生を働かせることは原則として禁止されています。しかし、製造業等工業的業種以外の業種で、健康と福祉に有害ではなく、その労働が軽易な業務であれば、例外的に、中学生については、使用者がその所轄労働基準監督署長の許可を得れば、修学時間外に許可の範囲内で働かせることはできることとされています
出典:確かめよう労働条件
上記の説明にある通り、法律で小学生・中学生を働かせることは原則禁止されているため、アルバイトはできません。
中学生以下もできるアルバイトはある
中学生以下は「原則」としてアルバイトが禁止ですが、例外もあります。
その仕事がそれほど大変ではなく、健康や学業に悪い影響を及ぼさない仕事であれば、労働基準監督署長の許可を受けることで働くことができます。
たとえば、
- 新聞配達
- 牛乳配達
- 子役(テレビや映画)
- アイドル
などの職種なら働けます。
ネットやテレビで子どもが働いている姿を見かけますよね。これらの仕事で働いている中学生以下の子どもは、労働先が労働基準監督署長の許可を得ており、午後8時から午前5時までの間で働いています。午後8時から午前5時までの間の就業は深夜業として禁止されています。
まとめ
中学生以下の子どもは、原則として働くことができません。つまり、アルバイトも基本的にはできません。
ただし、所轄労働基準監督署長の許可を得ていれば、特定の仕事で中学生も働けます。
どうしても働かなくてはならない場合は、まずは両親や学校に許可をもらい、中学生でも働けるアルバイトを探しましょう。中学生でも働けるアルバイトとして一般的なのが、新聞や牛乳配達です。近くの新聞・牛乳配達業者に問い合わせてみると良いでしょう。
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