受験や家庭の事情など、やむをえない事情でバイトを辞めなければならないのに、店長に「辞めたい」と伝えても、なかなか辞めさせてくれないケースがあります。
辞めさせてくれない理由はそれぞれですが、多くの場合「人手不足だから」です。
お店によっては、「辞めるんだったら、代わりの人を探してほしい」と要求することがありますよね。
はたして、アルバイトはそこまでする必要があるのでしょうか?解説します。
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代わりの人を探す必要はない
バイトを辞めるのに、あなたの代わりとなる人を探す必要はありません。
お店は、常に人手不足に備える必要があります。それがお店の仕事です。
それなのに「誰かが辞めたら、人手不足でお店が回らなくなる」という状況に陥ったら、それはお店が悪い訳であって、責任を負うのもお店です。
当然、辞める人の代わりを探すのもお店の仕事。アルバイトに代わりの人を探させる権利はありません。
自分が辞めることでお店に迷惑を掛けたくない気持ちも分かりますが、「辞めるんだったら、代わりの人を探してほしい」といったムチャな要求は無視しましょう。
辞めさせてくれない場合はどうする?
バイトを辞めたいのに、バイト先が人手不足を理由に辞めさせてくれないのなら、「労働契約」を確認しましょう。
労働契約には
- 働く期間が定められている
- 働く期間が定められていない
の2パターンがあり、期間が定められているか?いないか?で対応が異なります。
働く期間が定められている場合
働く期間が定められている場合、たとえば1年間や2年間と決められているなら、その期間が終了するときに自動的に辞められます。
期間の途中で辞めるのなら、「やむを得ない事由」が必要です。
受験や就職活動、引っ越しなど、どうしても辞めなくてはならない理由があれば、お店が認めなくても、「辞めます」と言ってから2週間後に辞められます。
つまり、働く期間が定められている場合でも、「やむを得ない事由」があれば、お店側の合意がなくても途中で辞められるのです。
働く期間が定められていない場合
働く期間が定められていない場合、いつでも、どんな理由でも、2週間前に申し出れば辞められます。
やむを得ない事由は必要なく、ただ「なんとなく辞めたい」といった理由でも、辞めることができるのです。
つまり、働く期間が定められていない場合、お店側の合意がなくても「辞めます」と伝えて2週間経ったら辞めて大丈夫です。
まとめ
バイトを辞めるときに、代わりの人を探す必要はありません。
代わりの人を探すのはお店の仕事であって、働く人の仕事ではありません。お店側の要求に従う必要はありません。
なかなか辞めさせてくれないのなら、労働契約を確認しましょう。
労働契約に期間の定めがある場合、その期間が終了するときに自動的に辞められます。途中で辞める場合、「やむを得ない事由」があれば、お店側の合意がなくても辞められます。
期間に定めのない労働契約でしたら、いつでもどんな理由でも、2週間前に申し出れば辞められます。
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