茶月のバイトをしようと考えている人にとって、応募の前にはさまざまな不安があるはず。
「仕事内容は何がある?」「職場の雰囲気は?」「どんなことがきつい」…など、気になることが多くて、応募に踏み切れないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、茶月のバイト経験者が、1年間働いた評判について教えます。
「茶月」ってどんな寿司屋?
茶月は、持ち帰り用のお寿司の販売をメインに行っている寿司チェーン店です。
寿司は各店で作り、パック詰めをしてから店頭のショーケースに並べます。店内に飲食スペースはありません。
寿司の値段は、マグロやイクラがセットになった1人前のセットで700~900円前後。納豆巻きや鉄火巻き、ちらし寿司なども充実しています。サイドメニューには、みそ汁や大学いもがあります。ちなみに、大学いもはよく売れていました。単品で買う人も来店します。
店頭販売のほか、宅配での注文も承ります。
茶月のバイトの仕事内容
茶月のバイトは、
- 販売スタッフ
- 製造スタッフ
- 宅配スタッフ
の3つの職種に分けられます。
販売は学生が多く、製造はパートか社員、宅配は免許を持っている学生か社員が担当します。私の働いていた店舗では、学生は全員、販売として働いていました。
応募時に希望の職種を聞かれるので、あらかじめ決めておきましょう。
販売スタッフの仕事内容
- 販売
- 清掃
- 精算
- 商品陳列
- 客の呼び込み
- 宅配の受付
- チラシの折り込み
- 値札シールの作成
- タイムセールの値札を貼る
販売スタッフとして働く場合、店頭での接客を任されます。
茶月の販売スタイルは、店頭のショーケースにパック詰めされた寿司を並べ、お客様に選んでもらいます。たまに「これとこれは何が違うの?」などの質問をされますが、お寿司に詳しくなくても大丈夫。ショーケースに並べるお寿司のネタはほとんど決まっているので、少し働けば覚えられるでしょう。
お客様が商品を選んだら、会計を行います。お箸としょうゆの数の確認も忘れずに。
ショーケースに並んでいるお寿司が減ってきたら、製造担当が握ります。パックに詰めて渡されるので、お客様が見やすいように並べます。
宅配スタッフの仕事内容
- 電話での注文受付
- 配達準備
- 宅配
- 製造の補助
- 閉店や開店の準備
宅配スタッフは、電話か来店で注文されたお寿司を指定の場所までバイクで届けます。
茶月に掛かってきた電話は、製造か宅配スタッフが受けます。販売スタッフは店頭でお客様の接客に集中します。たまに、来店で宅配の注文を受けることがあるので、この場合は店頭スタッフが受け付けます。
電話が鳴るときは、宅配の注文のみです。他の用事でお店に電話がかかってきたことはありません。
宅配スタッフは各店に必ず1人いるので、販売スタッフが宅配に出ることはありません。
製造スタッフの仕事内容
製造スタッフは、店内でお寿司をつくります。店内で酢飯を作り、酢飯を「寿司ロボット」に詰めて、機械が自動的に握ってくれます。ネタは各店に冷蔵してあるので、切ってシャリに乗っければ完成。
店頭のショーケースを見て、足りない商品があったらつくります。手の空いたときは電話の受付や清掃を行います。
イベントなどはレジが混雑するので、補助に回ることもあります。
茶月の職場の雰囲気
店舗によっても異なりますが、平日は3人、休日は4人体制で運営します。少人数なので、アットホームな雰囲気が特徴的です。
私の働いていた茶月では、アルバイトが販売を任され、他の従業員2人は製造、宅配を担当していました。宅配の注文がないときは、宅配スタッフは製造を補助します。学生のアルバイトが寿司を握ることはありません。
年末年始や節分になると、お店が混雑したり宅配が殺到するので、従業員が4~5人に増えます。
茶月でバイトをするときの服装
茶月でバイトをするときの服装は、以下の3点が支給されます。
- 上下白の作業着
- 緑のエプロン
- 頭巾か和帽子
制服はお店に置いておいて、たまに持ち帰って洗濯をします。
女性であれば、頭には緑の頭巾をかぶります。髪が長い女性の場合は、ひとつに束ねましょう。男性の場合は「和帽子」をかぶります。「和帽子」とは、板前さんがかぶるような白い紙製の帽子のこと。
靴は自前で持っていきます。清掃の時に汚れるので、動きやすくてはき慣れたスニーカーがおすすめです。
茶月のバイトのきついところ
茶月でバイトをしてきついと思ったことは、「エアコンが届かない」「帰れない」の2つです。
エアコンが届かない
茶月には、店頭に風をさえぎる壁がない「吹きさらし」の店舗があります。私のバイトしていた店舗が吹きさらしだったのですが、夏は売り場にエアコンが届かず、冬は冷たい風に耐えるのが大変でした。吹きさらしの店舗が嫌だったら、きちんとガラス窓のある茶月に応募しましょう。
売れないと帰れない
雨の日は宅配の注文が増えますが、店頭での客足が途絶え、まったく売れないことがあります。
お客様が来ないと楽です。助かります。しかし、売れないのも問題。あまりにも商品が売れ残ると、閉店前のタイムセールを早めに行い、少しでも売りつくそうと頑張り始めるのです。
それでも売れ残った商品が多いと、閉店時間を30分くらい過ぎても粘ります。「早く帰らせてくれ」と心の中で思ってました。タイムセール中は、「お寿司3割引セール中でーす!いかがでしょうかー?」と、店頭で声出しをします。
茶月のバイトの楽なところ
寿司が食べ放題
あくまで店舗によりますが、当日に売れなかった茶月のお寿司は持ち帰れます。1パックで880円もするような豪華なお寿司を、10パック以上もらったこともあります。
当日の夜に食べきれないので、翌日の朝に食べたりしていました。バイトをすれば、茶月のお寿司は飽きるほど食べられます。当時は学生だったのに、働いている今よりも豪華な食事でした。
基本的にヒマ
基本的に、年末年始や節分などのイベントがある時期以外はヒマ。店頭から行きかう人々を眺めたり、茶月の従業員の人とおしゃべりして時間を過ごしていました。
カウンターの高さも腰の上くらいまであるので、少し疲れたら壁にもたれかかってもバレません。
茶月ってノルマはある?
私が働いていた店舗では、販売ノルマやイベント時の予約のノルマはありませんでした。そもそも、恵方巻やお正月といったイベント時は、ノルマを課さなくても爆発的に売れます。
まとめ
コンビニやパン屋、ホームセンターなど、さまざまなバイトを経験しましたが、茶月のバイトは楽な方です。
寿司に詳しくない私でも働けましたし、従業員も優しい人ばかり。少し残業もありましたが、お寿司をもらっていたので良しとしましょう。
個人的にはおすすめのバイトです。気になることや分からないことは、面接の担当者に聞くと確実です。