広告

お店がヒマだからとアルバイトを早退させるのはあり?なし?

2019年5月6日

お店がヒマだからとアルバイトを早退させるのはあり?なし?

コンビニや飲食店でアルバイトをしていると、「今日はお客さん少ないね。暇だから君、もう帰っていいよ」と店長に言われるケースは珍しくありません。

シフトより早く帰れるのはうれしいですが、その分、働けなかったため減給されるのが心配ですよね。本当は帰りたくないのに、すぐに帰るよう促されることもあります。

では、お店がヒマだからとアルバイトを早退させるのは「あり」なのでしょうか?「なし」なのでしょうか?解説します。

関連記事
きつい!つらい!バイト6連勤って違法じゃないの?
きつい!つらい!バイト6連勤って違法じゃないの?

バイト先が人手不足になると、6連勤といった無茶なシフトを組むことがあります。6日連続で出勤するなどのシフトの組み方は違法ではないのか?解説します。

続きを見る

アルバイトを早退させるのは認められる

アルバイトをシフトの時間より早く帰らせるのは、雇用主であるお店の自由です。お客さんが全然来ない日に「早く帰っていいよ」ということは違法でもなんでもありません。

ですが、早退させても、バイト先はシフトに入っていた時間までの給料は支払うべきです。これは民法536条2項によって定められています。

たとえば、バイトが終わる時間まであと1時間あるのに、お店がヒマになり、店長から「帰って良い」と言わたとしましょう。この場合、お店の都合で帰らされたわけなので、本来働くべきだったあと1時間分の時給は、働かなくても支払われます。

もし支払わなかったら、「労働契約」に反します。

ちなみに、「早く帰ってよい」と言われても、この命令を無視して時間まで働くことができます。これも、労働契約によって守られているからです。

ただし、早退させる理由が地震や台風など不可抗力によるものであれば、賃金の請求はできません。

まとめ

お店がヒマだからとアルバイトを早退させるのはありですが、早退して働いていない時間分の給料は減らすことができません。

お店の都合で早退させられても、きちんと時間までの給料をもらいましょう。

もしお店が「早退して働いていないんだから、給料を払うはずがない」と理不尽なことを言ってきたら、労働契約違反で訴えることができます。まずは労働局などに相談しましょう。

関連記事
バイトのシフトを勝手に変更された!断れる?断れない?
バイトのシフトを勝手に変更された!断れる?断れない?

バイトのシフトを勝手に変更したり、人手不足を理由に希望より多くすること、反対に、希望より少ないシフトにすることは違法ではないのか?解説します。シフトで悩んでいるアルバイトの方は参考にしてください。

続きを見る

-アルバイトの働き方