アルバイトの休憩時間に、お店の外に出て買い物をしたり、一度家に帰りたいことってありますよね。
休憩室にいるのが何となく気まずかったり、休憩中に「ちょっと手伝って」と要請されることがあるのなら、なおさら外出したいことでしょう。
でも、休憩時間だからと言って、お店の外に出ても良いのでしょうか?もし勝手に外に出て、店長にでも怒られたら嫌ですよね。
そこでこの記事では、バイトの休憩時間に外出するのはありか?なしか?について解説します。
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休憩時間に外出はあり?
バイトの休憩時間の過ごし方については、労働基準法に以下のようなルールが定められています。
休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。
「労働から離れる」とは、「労働の必要がない」と言うこと。
つまり、労働基準法にある通り、休憩時間中はバイト先に拘束されることなく、自由に使える時間でなくてはなりません。採用時に特別な決まりや合理的な理由がない限り、仕事をする必要は絶対にありません。
よって、バイトの休憩時間に外出するのは「あり」です。休憩中に外出したことを、雇う側が責める権利も一切ありません。
外出する場合は一声かける
とは言え、休憩中に外出する場合は、店長や他の従業員に一言あった方が親切です。急にいなくなってしまっては、店長や他の従業員が困惑します。
たとえば、2人体制のコンビニバイトで、1人が勤務中でもう1人が休憩中のとき。勤務中の1人が急な体調不良になってしまったら、休憩中のもう1人が対応しなければなりません※よね。
※この場合、あなたの休憩は「休憩時間」ではなく「労働時間」となり給料が発生します。
それなのに、休憩室に居るはずの従業員がいなくなったとしたら困ります。何も言わずに外出することに法律的な問題はありませんが、お店や他の従業員との信頼関係が崩れる可能性もあり、その職場に居づらくなってしまうかもしれません。
こういった事態も考えられるので、休憩時間に外出するときは店長や他の従業員に「ちょっと外出します」と一言あった方が親切ですよ。
まとめ
労働基準法にもある通り、バイトの休憩時間中に外出するのはありです。休憩中に外出したことを、雇う側が禁止することも、責める権利も一切ありません。
ですが、休憩中に外出する際は、店長や他の従業員に「ちょっと外出します」と一言あった方が親切ですよ。
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