2019年12月8日に中国で最初の感染者が出た新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)。
2020年2月には日本国内での感染も広がりつつあり、ニュースでも話題となっているので予防をしている人も多いはず。
ところが、しっかりと対策を取っていてもコロナウイルスに感染してしまう可能性はあります。では、コロナウイルスの感染が疑われたら、アルバイトはどうすればいいのでしょうか?
今回はコロナウイルスが疑われたときのバイト先への連絡と対応についてまとめました。ご参考になれば幸いです。
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「新型コロナウイルス」とは
発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染するものは6種類あることが分かっています。そのうちの2つは、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスが含まれています。残り4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)の占めます。
コロナウイルス(COVID-19)とは、2019年12月8日に中国で最初の感染者が出た新型肺炎です。
症状は、風邪やインフルエンザと同様に発熱やせきで、ヒトからヒトへ感染した例が報告されています。
新型コロナウイルスの情報は、SNSやYoutubeでは誤った情報が多く流れていますので、厚生労働省などのホームページでご確認を。
感染したかも。バイトは休むべき?
コロナウイルスへの感染が疑われたら、バイトは休むべきです。
感染の症状
- 37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
- 強いだるさや息苦しさがある
コロナウイルスの症状は発熱や咳(せき)で、普通の風邪やインフルエンザと似ています。見分ける方法は、風邪やインフルエンザに比べてその症状が長いこと。
新型コロナウイルスに感染すると、かぜやインフルエンザに比べて症状が長く続く傾向があることがわかってきている。感染症に詳しい岡部信彦・川崎市健康安全研究所長はその目安として4~5日と指摘する。
普段から平熱を測り、体調の変化をチェックすることが大切です。
バイトは休むのがマナー
コロナウイルスは、ヒトからヒトへ感染した例が報告されています。自分自身の重症化はもちろん、他者への二次感染を防ぐためにもアルバイトを休まなければなりません。
コロナウイルスは症状が出るまでの「潜伏期間」があり、その間に他人にうつしてしまう可能性もあるようです。
世界保健機関(WHO)のQ&Aによれば、現時点の潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)とされており、また、他のコロナウイルスの情報などから、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されています。
お客様やアルバイト仲間にうつすことがないよう、症状が疑われたらバイトは休養しましょう。
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感染が疑われたときのバイト先への連絡方法
先に接触者相談センターに電話
コロナウイルスにかかったかな?と思ったら、まず「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談します。
症状が続く人はすぐに医療機関を受診するのではなく、まずは帰国者・接触者相談センターに電話で相談します。そのうえで、相談センターは、必要に応じて専用の外来への受診を調整します。
真っ先に病院に行ってしまうと、感染を拡大させる恐れがあります。また、バイトの上司にいきなり報告してしまうと混乱を招く恐れがありますので、その前に、「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談しましょう。
「帰国者・接触者相談センター」は、感染が疑われる人からの電話相談に応じる専用の窓口です。以下のリンクから、連絡先を確認してください。
必要に応じてバイト先に連絡を
「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談し、指示をあおぎます。
感染が疑われたようなら、バイト先にも連絡を。連絡の例としては、
「お疲れ様です。アルバイトの○○(名前)です。体調不良が続いているため帰国者・接触者相談センターに電話相談したところ、コロナウイルスの疑いがあると伝えられました。
帰国者・接触者相談センターからは○日間は安静にするように言われていますが、どのように対応すればいいでしょうか?」
このように報告すれば、店長も「体調が回復するまで安静にして」などと言うでしょう。
連絡する際は必ず電話で。LINEやメールでの報告はマナー違反です。
まとめ
新型コロナウイルスは、ヒトからヒトへうつることが確認されている肺炎です。
「37.5℃以上の発熱が4日以上続いている」「強いだるさや息苦しさがある」などの症状がみられる方は、無理にバイトに出勤せず、まずは帰国者・接触者相談センターに電話相談をしましょう。
感染が疑われたら、バイト仲間やお客様にうつさないためにも、バイトを休まなければなりません。その場合、店長などに報告しましょう。
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