バイトの面接では、さまざまな質問が投げかれられます。その中でも特に頭を悩ませるのが、「あなたの短所は?」という質問。
この質問に対して、「短所はありません」なんて自信満々の答えは相応しくありません。
では、どのように短所を答えるべきなのでしょうか?この記事で答え方のポイントと、例文をご紹介します。履歴書の短所の記入で困っている人もご参考にしてください。
短所の答え方の例文
まずは、バイト面接で短所を聞かれたときの答え方の例文をご紹介します。
例文1:優柔不断・マイペース
優柔不断(マイペース)で、何をするにも時間がかかるところが私の短所です。そのため、物事に取り掛かる前に明確な目標と時間を決め、スムーズに事が進むように心がけています。
例文2:人見知り
私の短所は人見知りであることです。初めて会った人とうまく話せないことがありますが、積極的に声をかけ、早い段階から相手と打ち解けるように努力をしています。
例文3:心配性
私は人よりも心配性で、物怖じして行動に踏み出せない短所があります。慎重に物事を進めることも大切だと感じていますが、作業が遅れてしまわないために、行動力を伸ばすように心がけています。
バイト面接で短所を聞く理由は?
バイト面接で短所を聞く理由は、「自分を客観的に評価し、弱点を把握できているか?」をチェックするため。
人間は、ロボットのように完璧ではありません。誰にでも必ず、短所の1つや2つあります。大切なのは、「短所があること」ではなく「短所を自覚しているか」です。
「短所はありません」「短所は思い浮かびません」などと答えると、客観的に自分を評価できていない、と面接官に思われるかもしれません。
しっかりと自分の短所を見つけ出し、面接で答えられるようにしましょう。
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短所を答えるときの4つのポイント
短所を答えるときのポイントは、
- 裏を返せば「長所」である短所を伝える
- 具体的なエピソードで説得力を増す
- 改善中であることをアピールする
- 「直ったこと」は伝えない
の4つです。
裏を返せば「長所」である短所を伝える
長所と短所は真逆ですが、解釈によっては、短所は長所と捉えることができます。
たとえば、「優柔不断で何をするにも時間がかかる」のが短所だとすると、「慎重で丁寧に物事を進めている」と言い換えられます。
マイナスのイメージだけではななく、プラスに言い換えられるような短所を伝えましょう。
「遅刻が多い」「注意力が足りない」などの短所は、長所として言い換えることができないからNGです。
具体的なエピソードで説得力を増す
短所を伝えるときは、具体的なエピソードを交えると説得力が増します。思い付きで適当に短所を答えると「短所で困った経験は?」と聞かれたときに困ります。
改善中であることをアピールする
短所を答えるときに、何も考えずにストレートで伝えるのは良くありません。
あなたが面接官で、応募者に「優柔不断で何をするにも時間がかかる」とだけ伝えられると、その人を採用したくなくなりますよね?
反対に、自分の短所をしっかりと自覚し、「直そう」と努力している姿勢が伝われば、面接官に好印象を持たれます。
短所を把握したうえで、改善中であることをアピールすると、プラスのイメージを与えましょう。
「直ったこと」は伝えない
短所の答え方でたまに見かけるのが、「短所を直すように心がけ、結果として〇〇ができるようになりました」という例文。
これでは、「現在は短所がありません」と伝えているようなもの。克服してしまったら短所ではなくなるので、現在抱えている、自分の弱点を伝えてください。
まとめ
バイト面接で短所を聞かれたときのポイントをまとめます。
- プラスに言い換えられる短所を答える
- 具体的なエピソードを伝える
- 直そうと努力している姿勢をアピールする
- 克服したことは短所にならない
バイトの面接で短所を聞く理由は、「自分を客観的に評価し、弱点を把握できているか」をチェックするためです。自分を見つめなおし、どんなところが弱点であるかを洗い出しましょう。
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