2019年5月1日に平成から令和(れいわ)に改元されたことで、2019年5月~2019年12月末までの元号名を「令和元年」と書くべきか?それとも「令和1年」と書くべきか?混乱する人も多いのではないでしょうか。
特に、アルバイトやパート応募をする方においては、履歴書やエントリーシートの「学校の入学・卒業年月」や「免許・資格の取得年月」の記載の仕方に困りますよね。
結論から言うと、「令和元年」と書くのが正しいです。
この記事では、元年とはそもそも何か?から令和元年はいつからいつまでなのか?について詳しく解説します。
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「元年」とは
元年(がんねん)とは、
- 天皇即位の最初の年
- 年号の改まった最初の年
- ある物事の出発点となるような年
を指します。
いずれも、年号の改まった最初の年のことを指します。たとえば、平成がはじまった最初の年を平成元年、令和がはじまった最初の年を令和元年と言います。
「令和元年」と「令和1年」どっちが間違い?
履歴書などの文書では、「令和1年」ではなく「令和元年」と記載します。
「令和1年」と表記しても問題はありませんが、行政関係の文書は「元年」が使用されており、それが一般化しています(以下)。
令和初年については、「元年」と表記しなくてはいけないのか?令和1年と表記された文書は有効なのか?
我が国においては、「1年」という表記を無効とするような規定等はなく、慣習として、年号の改まった最初の年については、「元年」が用いられていると考えています。
このため、「令和1年」と表記されている文書についても、無効なものとして取り扱うことはありません。出典:経済産業省
令和1年と表記されている文書が無効になることはありませんが、慣習として、年号の改まった最初の年については「元年」が用いられているので、履歴書においても元年を用いた方が無難です。
例外として、Webサイトのフォームなどで、項目として数字しか書けない場合では「令和1年」でも良いでしょう。
履歴書の記載例
たとえば、学校を2019年9月に卒業したなら、卒業年月に「令和元年9月」と記載します。
年 | 月 | 学歴・経歴 |
令和元年 | 9月 | ○○学校卒業 |
免許・資格の取得が2019年5月なら、取得年月に「令和元年5月」と記載します。
年 | 月 | 免許・資格 |
令和元年 | 5月 | 普通自動車第一種運転免許 |
過去の元号「平成」や「昭和」を振り返ってみても、「平成1年」「昭和1年」という記述はありません。必ず、「平成元年」や「昭和元年」と表記されています。
なお、元号は、英数字の略号で記載する場合があります。たとえば、平成31年ならH.31と記載します。
令和元年の略号は、「R.1」が正しい記載です。「R.元年」「R.元」などと記載するのは間違いです。気を付けましょう。
令和元年はいつからいつまで?
令和の改元時期は2019年5月1日です。
令和(れいわ)は、日本の元号の一つ。平成の後。大化以降248番目の元号。第126代天皇徳仁(今上天皇)が即位した2019年(令和元年)5月1日から現在に至る。
整理すると、以下のようになります。
- 平成31年:2019年1月1日~2019年4月30日
- 令和元年:2019年5月1日~2019年12月31日
- 令和2年:2020年1月1日~2020年12月31日
履歴書には「元号」と「西暦」どっちで書く?
日本において、年の表記は「元号(和暦)」と「西暦」の2種類があります。元号は、前述した「平成」や「令和」などで、西暦は「2019年」といった表記です。
一般的に、履歴書などの公的な書類では和暦を用います。市役所の書類では、すべて和暦を用いますよね。
もちろん、西暦で記載しても間違いではありませんが、もし西暦で書くときは、和暦と西暦表記が混在しないように注意しましょう。例として、学校の卒業年月は20××年と記載し、資格の取得年月は令和×年と書くのは間違いです。
まとめ
2019年5月~2019年12月末までの元号は「令和元年」と表記します。履歴書に記載する場合は、令和1年ではなく、令和元年と記載しましょう。
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