バイト先が人手不足だと、テスト期間中になかなか休ませてくれないことがあります。
バイト先によっては、「給料を支払っているんだから、仕事を優先して」「休みばっかり取るな。責任を持って働いて」なんて言い、テスト休みを全くもらえないケースもあります。
たしかに、テストで長期間休まれてしまってはバイト先も困ります。ですが、テスト期間に休めないと、学生も困ってしまいますね。
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テスト休みをもらうのは当たり前
学生は学業優先ですので、バイトを優先する義理はありません。
バイトは学業の空いた時間を使ってするものであり、雇う側であるバイト先も、十分にそれを分かっているはず。学生の側も、採用前のバイト面接で「テスト期間中は休みます」と伝え、バイト先に了解を得て働いていると思います。
ですので、学生がテスト期間中にバイトを休むのは当然のこと。
それでもバイト先がテスト休みを取らせてくれなかったり、仕事を優先するように言ってきたら、そのバイト先は良い職場とは言えません。すぐに辞めて、ほかのバイトを探しましょう。
バイト先がテスト休みをくれない理由
バイト先がテスト休みをくれない理由は、人手不足だからです。あなたがバイトを休むと、ほかの従業員に迷惑が掛かったり、店長である自分に負担が掛かるため、休まれては困るのです。
ですが、「アルバイトに休まれては困る」というのはバイト先の勝手な都合であり、そもそも、そんな不安定な働き方で困るのなら、バイト先は正社員を雇うべきです。正社員であれば、テスト休みなどありませんし、安定した経営ができます。
それなのに正社員ではなくバイトを雇った理由は、「人を雇うためのコスト(人件費)を減らしたい」からです。完全にバイト先の都合ですね。
つまり、バイト先がテスト休みをくれない理由は人手不足であり、人手不足の原因をつくったのは、正社員を雇わないバイト先にあります。すべてバイト先の責任ですので、学生がバイト先の人手不足に振り回されることなどあってはなりません。
どのくらいの期間休める?
テスト休みとしてどのくらいの期間休めるか?は、状況によって異なりますが、たいていはテスト前の数日から、テスト期間中です。
だいたい、テスト期間が1週間程度だと思いますので、テスト前の勉強期間を1週間とみても、あわせて2週間程度の休みをもらえます。その辺は、お店側と交渉してみましょう。
きちんと授業を聞いていれば、長期間バイトを休んでまで勉強しなくてもそれなりの点数は取れるはずです。たとえば、テスト期間前の1カ月も休む必要はないと思います。
バイト先も、2週間以上のテスト休みを与えることは予想していないはずです。常識で考えて1週間か、せいぜい2週間です。
大学生の場合は、テスト期間が長くなることもあります。たとえば、2週間以上テスト期間が続くことも珍しくはありませんよね。ただ、大学生は高校生とは異なり時間に余裕があるはずです。なので、この場合は長期間(たとえば1ヵ月間)のテスト休みをもらうのは非常識なので、それよりも、シフトに入る回数を減らすようにバイト先と交渉すると良いでしょう。
まとめ
- 学生は学業が本業
- テスト休みをもらうのは当然の権利
- 人手不足はお店の都合であり、テスト休みを与えない理由にはならない
- ただし、きちんと授業を受けていれば、長期間のテスト休みは不要
学生は学業が本業なので、テスト期間中は休みをもらえます。しっかりと休みをもらい、テストに集中しましょう。
もしテスト休みをくれないのであれば、それはバイト先の勝手な都合であり、学生に非はありません。学生は、学業に支障がない勤務時間の範囲内で、責任を持った働き方をすれば十分です。
テスト休みを申請してバイト先が文句を言ってくるようなら、そのバイト先は良い職場とは言えません。バイトが忙しくて授業に集中できない、テスト勉強ができない、となっては本末転倒です。辞めることも視野に入れましょう。
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