私はいくつかのコンビニエンスストアでアルバイトをしていましたが、どのコンビニバイトにも共通して不満に思ったことがありました。
中でも「コレは確実にブラックバイトでしょ!」と感じたのは
です。
コンビニバイトの「あるある」ではないでしょうか。
これらはすべて労働基準法に反するので、従う必要はありません。
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レジの不足金を補填させる
コンビニのバイトは、レジ業務が中心です。
不足金はコンビニが負担する
レジはスーパーにあるような自動精算機ではなく、バイトがお釣りを数えてお客様にお渡しします。そのため、お釣りの数え間違いによる不足金が生じてしまいます。
バイトに慣れないころや、お店が混雑しているとき、どうしても不足金が発生してしまいます。ただ、レジの不足金はコンビニ側が負担するので、バイトが不足金分を補填する必要はありません。
バイトに不足金を補填させるのは違法
ところが、私の働いていたとあるコンビニの店舗で「レジの精算時に不足金が出たら、そのレジ担当者が補填する」という暗黙のルールがありました。金額が大きければ、その時間に出勤していたバイト全員が負担することもありました。
なので、レジ精算のたびに、いつもヒヤヒヤしていました。
もちろん、バイトにレジの不足金を補填するよう要求するのは違法です。自動精算機を導入しないコンビニが悪いのに、その責任をバイトに負わせるのは不当です。従う必要はありません。
休憩時間にレジを手伝わせる
休憩時間に働く必要はない
バイトには、6時間を超える労働時間では最低45分間、8時間を超える場合は最低1時間の休憩時間が与えられます。
この休憩時間中は、労働から完全に解放されていなければなりません。つまり、コンビニ側は休憩時間にバイトを働かせてはならないのです。
休憩中に働いたら給料を支払うべき
それなのに、レジに行列ができたり、混雑して人手が足りなくなると、休憩室で休んでいるアルバイトに手伝うよう要求してきます。これではゆっくりと休むことができませんよね。
休憩中にバイトに手伝うように要求することはできませんし、もし手伝わせたら、給料を支払う義務があります。もしくは、休憩時間を別に確保する必要があります。
テスト休みをくれない
学生はテスト前後に休むもの
学生の本業は「学業」であり、「バイト」ではありません。コンビニ側も、それを承知で雇用しているはず。学生にはテストがあり、テスト勉強のために休むことも想定して採用していなければなりません。
ところが、人手不足のコンビニだとテスト休みを与えてくれません。私の働いていたコンビニでは「君がテスト前に休むと困る」と理不尽なことを言ってきました。
人手不足に備えるのはコンビニの仕事
人手不足になったのは、テストで休む学生のせいではなく、コンビニの責任です。「学生はテスト前は休むもの」と承知のうえで雇用しているわけですから。それなのにバイトにその責任を負わせようとするのは理不尽です。
テスト休みはきちんともらいましょう。
シフトを勝手に増やす
採用のときに「週3日勤務」と契約しておきながら、人手不足を理由にいつの間にか出勤日数(シフト)を増やすケースがあります。
たとえば、「来月のシフトできたから確認しておいて」と言われ見てみると、週3日ではなく週4日になっているケースです。実際にありました。
たくさん働けばバイト代が稼げますが、勉強や遊ぶ時間が少なくなり、困りますよね。
シフトは勝手に増やせない
シフトを増やす場合は、「雇う人」と「働く人」がお互いに納得していなければなりません。つまり、働く人の許可なしに勝手にシフトを増やすのは無効です。
もしシフトを勝手に増やされたら、「契約と違います」ときっぱり断りましょう。
有給休暇をくれない
条件を満たせば、コンビニバイトにも有給休暇が与えられます。
しかし、有給休暇があることをきちんと教えてくれないことがあります。私が働いていたとあるコンビニでは、事前の説明がなかったので知りませんでした。
有給休暇を使わないのはもったいないことです。条件を満たしているか?確認し、有給休暇をもらえるようなら、遠慮せずに使いましょう。
クリスマスケーキの購入を強要する
販売ノルマはOK
11月~12月にかけて、全国のコンビニでクリスマスケーキの販売を行います。コンビニも力を入れて販売しているので、バイトやパートに販売ノルマを課すことがあります。
「販売ノルマ」は「目標」なので、これ自体は違法ではありません。
買取の強要はNG
当然、販売ノルマは達成できなくても大丈夫です。バイトは社員ではありませんから、そこまでお店に貢献する必要はないのです。
にも関わらず、多くのコンビニでは販売ノルマを達成できないと買取を要求するケースが後を絶ちません。
私の働いていたコンビニでは、露骨に買取りを強要せずに、「買わないとならない雰囲気」をつくり、半強制的に買取らせていました。結果、バイト代のほとんどが、クリスマスケーキ代として消えました。
バイトに商品の買取を要求することは明らかな違法行為です。無視してください。
辞めるときに代わりの人を探すよう要求する
人手不足のコンビニバイトでありがちなのが、辞めるときに店長から「だったら代わりの人を探して」と無茶な要求をされること。
自分が抜けてしまうことでコンビニに迷惑が掛かると思うと、「何とかしなきゃ」と考えてしまいますよね。
ですが、辞める人の代わりを探すのは、コンビニの仕事です。あなたの仕事ではありません。
過去に「辞めるんだったら採用に掛かった費用を返せ!」とヒドイことを言われましたが、そんなことをする必要はありません。
まとめ
コンビニバイトにおいて、
- レジの不足金を補填させる
- 休憩時間にレジを手伝わせる
- テスト休みをくれない
- シフトを勝手に増やす
- 有給休暇をくれない
- クリスマスケーキの購入を強要する
- 辞めるときに代わりの人を探すよう要求する
などは「あるある」ですが、すべて許される行為ではありません。
もし該当するようなことがあったら、全国の労働局や労働基準監督署などにある「総合労働相談コーナー」に相談することをおすすめします。
ちなみに、私が働いていたコンビニ「ファミマ」は、こんなことはありませんでしたよ。別のコンビニです。
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